なぜラジオが好きなのか【2】

子どもの頃、私にとってラジオはオヤジくさいものだった。

親戚のおじさんの車に乗ると、ほぼ確実にAMラジオから演歌が流れていた。

よくもこんなの聴いてるなぁと思っていた。

中学生になるとクラスの中に1人か2人くらいラジオを聴いている友達がいた。

彼はラジオで新曲の情報を得て、学校に録音したものを持ってきて、よく教室で聴いていた。

私はこの頃からラジオは音楽を聴くものだと、なんとなく思うようになった。

ただ私がラジオで嫌いだったのは、音質が悪いことだ。

すごくイライラした。

そんなこともありラジオはほとんど聴かないようになり、やがて社会人となった。